咬合誘導治療とは、小児の矯正つまり乳歯から永久歯へ生え変わる時期に行う治療です。
小児矯正では、成長期の歯並びや咬み合わせ、
顎の骨の成長を正常な状態に誘導する治療を行います。
顎や骨格、筋肉が成長する力を利用して、歯がきちんと並ぶスペースを作るための顎の正常な成長を助けたり、骨格のズレを改善したりします。そのため、もう成長して骨格の変化が期待できない大人の矯正と違い、上下の顎の骨の位置関係も正しくすることができます。
将来成人矯正が必要になったときでも治療が簡単になる上、ムシバや歯周病のリスクも減らすことができます。
最近は柔らかい食べ物が好まれ、硬いものを噛む機会が減っていることから、お子様の顎が十分発育せず、大きな永久歯が生えてきて歯並びがガタガタになってしまうケースが増えています。
放置しておくと歯並びや咬み合わせの乱れが原因で身体全体の骨格、筋肉、内臓に影響を及ぼし、姿勢の悪さや頭痛、肩コリ、消化不良といった身体のトラブルに発展することが考えられます。
お子様へ未来を開く小児矯正をプレゼントしてみられてはいかがでしょうか?
- 子供に多い反対咬合の治療症例です
初診時
上顎の4歯が下顎の内側に入っています
初診時の姿勢 (右に大きく引かれている)
右肩が大きく後ろに引かれ、下がっている
3ヵ月後 下顎乳臼歯4本にオーバーレイ装着
オーバーレイとは子供の臼歯の高さを挙げるための物で、樹脂の歯を作りそれを奥歯に貼り付けてあります
オーバーレイセット時の姿勢(ほぼ身体の歪みは修正されている)
咬み合わせを高くした瞬間に姿勢が変わり、右足のつれが取れ、肩が平らになりました
2年後
高さを挙げるために、上下左右の乳臼歯をメタルのオーバ-レイにかえました
2年後の姿勢
左 初診時の模型 右 2年後の模型